蔵の風景 4
できあがった酒をしぼることを上槽(じょ
うそう)といいます。新酒のしぼりたては
普段飲む酒とは違った若々しさがあります
酒はしばらく熟成の期間に入ります。
吟醸の上槽は、酒の香味が逃げないように 袋吊りと言う方法で行ないます。 袋の中に発酵の終わった醪を入れ、一滴ず つ落ちてくる雫を集めます。
ようやくしぼりを終えた新酒。 どのような出来上がりなのか、 緊張しながらのきき酒です。 この後、しばらくの間、熟成に入ります。
杉の葉を集めた杉玉は酒林とも呼ばれ 新酒が出来たことを告げるため蔵の入口に かけられます。酒の熟成と共に、 ゆっくりと杉の緑色も変化していきます。